フランスではなくイタリアが発祥のお菓子!?マカロンの役立つ雑学を幅広くご紹介
マカロンの発祥地はフランス説とイタリア説があります。
日本人が連想する、丸く焼き上げた生地の間にバタークリーム・ガナッシュなどが挟まれているお菓子は、フランスでは「マカロン・ムゥ」というパリ風マカロンです。
古代ローマから食べられていたアマレッティが、マカロンの原型であるという説もあります。
自宅でハンドメイドするときに必要な食材は、卵白・アーモンドパウダー・グラニュー糖・粉砂糖です。
シンプルなバタークリームを挟む場合はバター・卵黄・グラニュー糖を用意します。
チョコレートや抹茶を加えて味のアレンジすることもできます。
またホワイトデーにマカロンを渡す意味は「特別な人」という意味になります。
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フランスではなくイタリアが発祥のお菓子!?マカロンの役立つ雑学を幅広くご紹介
- そもそもマカロンはどのようなお菓子?その特徴を解説
- マカロンの語源はイタリア語の薄い生地
- マカロニとマカロンは同じ語源を持つ
- マカロンは土地により形やレシピが異なるが主な材料は卵白・砂糖・アーモンドの3つ
- 日本にマカロンが来たのは江戸時代
- 10月9日はマカロンの日!?その理由は?
- オシャレで近代的に見えるマカロンも1000年も前から存在していた
- ホワイトデーでマカロンを贈る意味とは?
- 好みが分かれるマカロンの味わいや食感
- 有名スイーツブランドでのマカロンの価格相場
- さまざまなフレーバーを楽しめるマカロンの人気フレーバーは?
- 土地により形や材料が異なるのもマカロンの魅力
- マカロンに似ているマカルーンとの違いは?
- マカロンパリジャンをアレンジした韓国の発祥お菓子とは?
そもそもマカロンはどのようなお菓子?その特徴を解説
マカロンは卵白と砂糖とアーモンドを使った焼き菓子の1つです。
丸い形をした2枚のマカロンの間に、ガナッシュクリームやジャムなどを挟んであるのが特徴です。
クリームやジャムを間に挟む作り方や、生地自体に食用色素や果物などのピューレを練り込み焼くことで、カラフルな見た目になります。
他の焼き菓子では出すことが難しい、ピンクや黄色、水色などカラフルなカラーのお菓子で、見た目はとても華やかです。
色だけでなくフレーバーのバリエーションもとても豊富で、自分用としてはもちろんプレゼントとしてもお勧めのお菓子となっています。
味はストロベリーやチョコレートなど洋風なものだけでなく、紅茶、抹茶など和風のものもあり、好みで選ぶことが可能です。
価格の相場は1つにつき200円から500円ほどです。
ブランド店などでは600円から1000円ほどと、高級マカロンも販売されています。
専門店以外ではコンビニでも販売されており、手軽にも買えるお菓子です。
マカロンの語源はイタリア語の薄い生地
マカロンは、小麦粉を使い生地を薄く伸ばして作る、このような名前の由来がありますが、これと同じような食材にはマカロニもあって同じ語源といわれています。
フランスでお菓子として食されていたもの、イタリアでは主食として食されていたもの、それぞれの食べ物が登場すると国ごとに進化の過程が変化するなど面白さもあるのではないでしょうか。
日本の中では1980年代ごろからお店でも見かけるようになったマカロンではありますが、1000年以上の歴史もあります。
ちなみに、マカロニはイタリア語で薄い生地などの意味があるといわれていますが、マカロンも同じような生地を使って焼き上げることから語源が同じであることが分かります。
バレンタインデーにはベルギーチョコ、そしてホワイトデーのお返しには男性からマカロン、このような風潮もありますが特別な人といった意味も込められています。
購入したものをプレゼントするのも良いけれども、特別な人といった意味もあるわけですから手作りをするのも良いのではないでしょうか。
マカロニとマカロンは同じ語源を持つ
マカロニとマカロンは、見た目や発音が似ているため、語源について混同されることがありますが、実際には異なる起源を持つ言葉です。
まずマカロニについて考えてみましょう。
主にパスタの一種を指す言葉です。
この言葉の語源はイタリア語の「maccheroni」にさかのぼります。
これは小麦の粉と水から作られ、さまざまな形状のパスタを指します。
多くの料理で使用され特にグラタンなどの人気料理で知られています。
一方マカロンはフランスの伝統的な菓子でアーモンド粉、砂糖、卵白を主成分とする軽やかな焼き菓子です。
マカロンは、外側がサクサク、内側がしっとりとした食感を持ちさまざまなフレーバーで楽しむことができます。
このお菓子はフランスを代表するスイーツの一つとして知られ、世界中で愛されています。
これらの二つの言葉が似ているのは、その発音やつづりが一部重なっているからかもしれませんが、語源や意味は異なります。
主に料理に関連しマカロンはお菓子に関連しています。
両方とも異なる文化で愛されており、食卓やデザートの楽しみとして広く楽しまれています。
マカロンは土地により形やレシピが異なるが主な材料は卵白・砂糖・アーモンドの3つ
マカロンは、イタリア発祥のお菓子で卵白・アーモンドプール・砂糖が材料などの特徴があります。
ただ、この材料は基本的なもので製造する場所により形状が異なっているなど数多くの種類が存在します。
フランスのお菓子のイメージが強いマカロンですが、16世紀にフランスに伝わったイタリアの郷土菓子で、それぞれの地方の中で独自な進化を遂げています。
マカロン・パリジャンは日本人にもなじみ深いものの一つ、2枚生地にガナッシュやクリームなどを詰めたものは、パリで誕生した比較的新しい種類の一つに数えられます。
なお、日本の中でこのお菓子が誕生したのは1968年、六本木にお店を開店した創業者が創業当初に発売したものですが、このときは全く売れなかったといわれています。
そして人々からの注目を集めるようになったのは自由が丘に出店した1982年以降です。
専門店に出かければ色鮮やかでいろいろな形をしているマカロンを目にすることができる、みているだけでも楽しくなるなどの魅力があるのではないでしょうか。
日本にマカロンが来たのは江戸時代
日本にマカロンが伝わったのは江戸時代、現代とは少しイメージが違います。現代のものはパリスタイルのマカロン・パリジャンです。江戸時代に伝えられたものはマカロン・デ・ナンシーと呼ばれます。これはロレーヌ地方のナンシーで誕生したもので、表面はひび割れておりカラフルではありません。素朴なクッキーをイメージすると分かりやすいです。味はカルメ焼きのような素朴さが特徴的で、当時の日本人は「マコロン」と言っていました。本来はアーモンドを用いますが、当時は手に入りにくい食材だったため代わりにピーナッツで代用しました。今ではマコロンは日本菓子として扱われ、宮城の「仙臺まころん」が有名です。マカロン・パリジャンが日本で広まるようになるのはさらに後のことで、1970年台代とされます。六本木で販売されましたが、あまり売れませんでした。その後2000年代に専門店が立ち並ぶようになり、現在のような親しまれるお菓子となりました。
10月9日はマカロンの日!?その理由は?
10月9日はマカロンの日となっていることをご存じでしょうか。なぜ10月9日なのかというと、マカロンを立てて横から見ると数字の1に見え、さらに置いて上から見ると0に見えることから10月、このお菓子の美味しさは人々を幸せな気持ちに包んでくれることから吉兆のシンボルの勾玉の形から9日にという日が選ばれたようです。このお菓子の魅力をより多くの方達に知ってほしいという理由から、全日本マカロン協会が制定し2018年に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されたという歴史があります。 この日はイベントも行われており、全日本マカロンコンクールという日本国内のアマチュア対象のコンテストを、開催しています。近年は感染症の流行に伴い中止になっていますが、このコンテストの優勝者は本場フランスで開催される、アマチュアコンクールの世界大会にも参加できたようです。近年はシェフパティシエが新作を開発し、一斉に販売する日にもなっています。
オシャレで近代的に見えるマカロンも1000年も前から存在していた
マカロンはオシャレで近代的なスイーツとして知られていますが、実はその起源は1000年以上前に遡ります。歴史は、中世のイタリアから始まります。9世紀にアラビアからイタリアに伝わったアーモンドパウダーを使用したスイーツが、元祖とされています。 その後フランスでマカロンが洗練され、16世紀にはカトリーヌ・ド・メディシスの宮廷で広まりました。しかし当時はシンプルなもので、2つのアーモンドのビスケットを合わせただけのものでした。 現在のような形態が確立されたのは、19世紀になってからです。フランスのペイストリーシェフ、ピエール・デスフォンテーヌが、2つのマカロンの間にクリームを挟んでサンドイッチのように組み合わせるアイデアを考案し、これが成功を収めました。この創意工夫によりより美味しく、見た目にも洗練されたスイーツとなり、パリのカフェやパティスリーで愛されるようになりました。 現代は様々なフレーバーやカラーバリエーションがあり、洗練されたデザインが特徴です。世界中で愛され、高級感あるデザートとして知名度が高まっています。その歴史を振り返るとマカロンは1000年も前から存在していたが、時代とともに進化しオシャレで近代的なスイーツとして現代に至るまで愛され続けています。
ホワイトデーでマカロンを贈る意味とは?
ホワイトデーで贈るお菓子は、種類によって意味が込められていることをご存じでしょうか。例えばマシュマロは「あなたのことが嫌い、その気持ちはお断りしますという意味が込められてるとされています。マシュマロは口の中で素早く溶ける様子から、長続きしない・すぐに忘れたいという意味も含められるお菓子なので、お断りする以外で贈るのは避けたほうが良いでしょう。 贈る相手が特別な人の場合、マカロンがおすすめです。マカロンには「あなたは特別な人」という意味が込められています。マカロンは作るのに、とても手間暇がかかるお菓子です。時間をかけて作られることや、高級感があることから特別な人に贈るものとしてピッタリと言えます。 また見た目の葉やなかさ・可愛らしさもポイントです。焼き菓子ですが生地に食用色素や果物のピューレを混ぜ込んで、作られているものもあります。ピンクや水色など焼き菓子ではあまり見られないカラフルな見た目から、プレゼントにおすすめです。
好みが分かれるマカロンの味わいや食感
マカロンはその独特の味わいと食感で多くの人々に愛されているスイーツです。しかし好みが分かれることも事実です。マカロンの味わいや食感について、その魅力と異なる意見について考えてみましょう。 まず味わいについて言えることは、そのバリエーションが豊富であることです。一口食べれば甘みと風味が口の中に広がります。一般的なバニラ、チョコレート、フルーツ味から抹茶、ラズベリー、サルティキャラメルなど、さまざまなフレーバーが楽しめます。この多様性は異なる人々の好みに合わせて選ぶことができるため、多くの人に喜ばれています。 一方で食感については、意見が分かれることがあります。外側がサクッとした食感で、内側がしっとりとしているのが特徴です。しかし、中にはもう少しサクサク感を求める人や、逆にもっとしっとり感を好む人もいます。これは個々の好みによるもので持つ食感のバランスが好みに合うかどうかが分かれるポイントです。 さらに外観にも人々の好みが反映されます。色鮮やかな外見や、可愛らしいデザインは、視覚的な魅力を高めます。ただし、一部の人には見た目の派手さが気に入らない場合もあります。こうした要素も好みに影響を与えます。 その多彩な味わいと独自の食感で人々を魅了します。甘いスイーツを楽しむ際に、自分の好みに合ったマカロンを見つけることが大切です。多様性があるからこそ、さまざまな人々がマカロンを楽しめるのです。
有名スイーツブランドでのマカロンの価格相場
有名なスイーツブランドでのマカロンの価格相場は、一つあたり2ドルから5ドル程度が一般的です。
ただし価格はブランド、場所、季節、フレーバー、パッケージなどによって異なります。
多くの都市で有名なパリ発祥のマカロンブランドや高級ペストリーショップでは、一つが2.5ドルから4ドル程度です。
これらのブランドでは、美しいパッケージや高品質な材料を使用しており、独自のフレーバーや季節限定のバリエーションが豊富に揃っています。
一方で一般的なベーカリーやカフェでは、一つ2ドルから3ドル程度です。
こうした場所では、マカロンは手軽に楽しむことができ、種類も比較的シンプルですが、美味しさには定評があります。
季節や特別なイベントに合わせて、価格が変動することもあります。
バレンタインデー、クリスマス、イースターなどの特別な日には、限定フレーバーや特別なパッケージが販売され、価格が上昇することがあるでしょう。
一般的に高級な材料や独自の製法を用いるブランドは、価格が高めですが、その美味しさや品質は多くの人にとって魅力的です。
逆に手軽な価格で気軽に楽しめるものも多く存在し、幅広いニーズに応えています。
したがって価格相場はブランドや場所によって異なり、自身の予算や好みに合わせて選択することができます。
どの価格帯のマカロンを選んでも、その美味しさと特別感を楽しむことができることでしょう。
さまざまなフレーバーを楽しめるマカロンの人気フレーバーは?
マカロンは色鮮やかなお菓子でさまざまなフレーバーを楽しめるのも魅力の一つです。
定番人気のものは、バニラ・チョコ・抹茶・キャラメル・イチゴ・レモン・アールグレイ・ピスタチオ・フランボワーズなどがあります。
珍しいフレーバーとしては、ローズ・ミント・カシス・マロン・バジルなどがあり、さらに和を連想する味噌や柚子などを使ったマカロンもあるようです。
生地とガナッシュクリームの味わいに差を持たせたり上下の生地を個別の味合いにして楽しめるもの、バリエーションが非常に豊かでお店やパティシエごとに異なるお菓子を提供しています。
また、マカロンは土地により形や材料が異なるのも特徴で、日本の中で見かけることが多いのはパリジャンやムーと呼ばれるフランスのパリスタイルのものです。
ちなみに、フランスのロレーヌ地方は18世紀末ころから修道院で作られていたクッキーのような見た目のもの、ロワール地方は8世紀ころに修道院で作られていた中央に穴があいているもの、ピカルディ地方は円柱型など地域によりさまざまな特徴があります。
土地により形や材料が異なるのもマカロンの魅力
マカロンは発祥は諸説ありますが、700年以上も前にアジアかイタリアに伝わり、その300年後にはフランスにも伝えられたと言われています。
そして、その土地により材料や形、製法が異なります。
基本的な素材に卵白、アーモンド、砂糖を使用するのは同じなのですが地元の特産品を素材として加えたり、その土地の逸話により独自の製法が確立されたりと、個性に富んでいます。
例えば、フランスの町・サン=テミリオンでは特産品の甘口ワインを使ったり、北フランスのピカルディー地方アミアンではハチミツを加えたり、日本ではお馴染みのマカロン・パリジャンは適度に泡立てるなど、焼き方や混ぜ合わせ方なども様々です。
その結果、見た目も個性に富み、味や食感も地域で違いが出てきます。
日本では1960年代後半に伝わり、特に平成に入ってからはその知名度は上がり、大変人気のあるスイーツとなりましたが、このような点もマカロンの魅力のひとつと言えます。
マカロンに似ているマカルーンとの違いは?
マカロンはフランスを代表する焼き菓子の一つです。
元々はイタリア生まれのお菓子ですが、フランスの宮廷で広まり人気が出たことで、今やフランスを代表する焼き菓子といわれるようになりました。
地方によってマカロンの種類はさまざまですが、日本ではマカロン・パリジャンが作られている場合が多いです。
泡立てたメレンゲに砂糖・アーモンドパウダーを加えて、丸く成形した生地を2枚重ねて仕上げます。
中にはクリームやガナッシュ、ジャムなどを挟むことが多いです。
一方、マカルーンは、イギリス式のマカロンのような焼き菓子のことです。
クッキータイプのお菓子で、卵白に砂糖とアーモンドプードルを混ぜて焼きます。
表面に皮むきアーモンドがのせられている場合が多いです。
なお、アメリカではココナッツを使って作るココナッツ・マカルーンが一般的です。
これはメレンゲの中にコンデンスミルクとココナッツフレークを混ぜ合わせたもの。
ココナッツを加えるのは中南米の影響だとされています。
マカロンパリジャンをアレンジした韓国の発祥お菓子とは?
マカロンパリジャンをアレンジした韓国の発祥お菓子といえば、「トゥンカロン」です。
一般的なものと比較すると、見た目とボリューム、デザインに違いがあります。
フランス発祥のマカロンパリジャンは、焼いた生地の間にガナッシュクリームやジャムなどをサンドして作られています。
生地は卵白・アーモンドプードル・砂糖を使用するのが基本レシピです。
トゥンカロンも同じ基本レシピで作られますが、フランス発祥のものと比べるとクリームなどの量がとても多かったり、チョコレートやクッキーなどのお菓子がトッピング・サンドされているものなど、とにかくボリューム満点です。
マカロンといえば丸い形をしているのが特徴ですが、韓国のものは動物の形になっていたりとデザインも種類が豊富です。
生地やトッピングに独自のデザイン性が高く、SNS映えするお菓子となっています。
華やかだったり可愛い形のものが多いので、プレゼントとしてもお勧めのお菓子です。